エアポート
世界中が
隣町
久しぶり
瞳の奥に
夏は住む
台風明け
風待つ我を
この道飛ばして
車窓より
入る日差し
秋を待つ
ジョイフルで
交わす方言
宮崎の夜
若草通り
重い荷物
夜彷徨う
秋の宵
ビールジョッキの
浮雲は夏
蝉時雨
夜になると
泡沫の鈴虫
国道沿い
ピンク自販機
昭和はここに
濁流に
想いを乗せて
星探す
国富の
ファミマ前に
土嚢袋
それぞれの
重い乗せて
特急は
夏の残り香探す君の足
秋に差し掛かり山の手
導くほうぼうへ
白き彼岸花見つけ
台風は彼方へ 我は東へ
この道続く
故郷まで
青空の
青さに
今日も
飲み込まれ
そよぐ丘
まだ生まれる前
いつかの海
○写真は、ライブ会場近くの
橋の廃墟。
途中までしかないでしょう。
壊してる途中らしい。