さて!ライブだ!仕事だ!
今回の一発目は、注目のエリア?
乙支路三街にあるギャラリーでの演奏だ。
このあたりは、昔から印刷工場とかあるおじさんが多いエリアなんだが、
ちょいヒップスターなバーや、とくに小規模のギャラリーも年々増えてる印象。
よくライブやらせてもらってる、ムンレのエリアもそれに近いが、もう少し、乙支路の方が、狭いエリアに濃く密集してるため、秘密基地感がある。
さて、会場に向かう前に、とあるお店を貸し切らせてもらって
あるミュージシャンと、レコーディングしていた。
まだ、詳細は発表できないが、
一言でいうなら、尊い時間を一緒に過ごさせてもらった。
レコーディングを終えて、
ビルが密集した11月のソウル。冷たい鋭利な風を全身に受けながら、
今夜の会場へ。
自分が、出演すると決めたステージなら、どんな場所でも、しっかりやることが大切だ。
しっかりやるの意味は、不特定多数の人に合わせて、己の軸をぶらすという意味ではなく、
ライブまでに、練習して、学び、忘れ、体調を整え、心を据え置き、
静かに、熱い状態に己を整え、
あとは、本番では、音楽に没入するのみ。
そう。いつだってそうやってやってきた。
何回も韓国で挑戦して、破れ、また立ち上がり、今の景色をみている。
今日、スケジュールが立て込み過ぎて、何も食べてないことに気づく。
ギャラリーに着いた。
いやあ ここは、かなりわかりにくい!
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- けして広くない会場に、続々と、人が。この後、満員で階段で立ち見する人も。
外から見たら工場の密集した地域だが、その中の一角が、実はアートスペースだったりする。
まるで、街にアーティストが潜伏してる感じ。
彼らは、この界隈のマップを作って、パスポート型にして!配布したり、毎年レジデンスで世界中から人を呼んで、(来年、おれを招聘したいという話も。ぜひ!)
韓国のアーティストとコラボさせたり、とにかく一つの地域で閉じずに行動している。
英語が喋れて、振る舞いもジェントル。
いわゆるインターナショナルな場で通じるメンタリティーの持ち主の彼等は、常に笑顔で対応してくれた。
終演後にはビールも頂いた。
今夜、お客さんにライブ前に、おれが珍しく話ししたことがある。
「人生はときに困難だけど、
アートを、行動をキープして欲しい。」
それがすごく大切だと。
静まりかえり、熱いまなざしでおれをみてくれるお客さん達。
中にはうん、うん。と、頷いてる人も見かける。
はずだった。
実際は、
おれが話ししていると、なぜだか、
会場から笑いが起きた。
なんで?
ギャラリーで、
アーティストのお客さんがたくさん来てて、
バッチリなトピックと
わかりやすい英語で
話ししたつもりなのに、
なんで…?!
情熱的過ぎた表情だったのだろうか。
ほんとうに人生は不思議だ。