春節。旧暦の元日から幾日かが過ぎ、
そういえば、新暦の正月は寒さのあまり、体調を崩していたなと、苦笑した。
もう何年も前から、歳を関係なく過ごしたいと思いつつも、年を気にして、
一年が明けることを、どこか心の支え、そう。希望にして、大晦日を迎えるようになった。
あるときは、小さな子どもだったころの、ソワソワした気持ちや、バンコク経由の夏のクリスマスから、氷点下ベルリンの街、至る所であがる花火だったり。
クリスマス過ぎに打ち捨てられたモミの木の残骸だったり。
年の瀬の風景は国も、街も匂いもそれぞれあったが、否が応でも今年は動き出しているのを、寒空の下知る。
きっと2019年が終わる頃には、
まったく新しく暖かい場所にいると、信じて疑わない、人生の不思議と魅力に取り憑かれた、音を紡ぐしかない
人間は、明日も明後日も懲りず、諦めず、冬の詩(うた)を作るだろう。
しばらく会ってない日々が続きますが、
必ずいつものような不謹慎な冗談と、楽しげな表情でギターを持って迎えに行くので、そのときは、会いましょう。
まだ全てを諦めてないし、
何もかも始まっちゃいないので、
幕を開けよう。
韓国でも、大切な仕事が待っている。
旧暦が明けた。
あらためて、今年もよろしくお願いします。